バンコクへ行くバスの情報はほとんどありませんでした。
どんなバス会社があって、値段がいくらで最終が何時、等々・・・ただ999があるのは教えてもらっていました。バスターミナルの長距離バスが出るとこら辺を見て回りましたが、良くわかりません。999らしきバスが停まっていましたがどこ行きか分かりません。とりあえず誰かに聞いてみようかなと思っていたら、タイ人のお兄ちゃんが、どこに行くのか聞いてきました。
大体向こうから呼び込んでくるのはろくなもんじゃないが定番でなので、「999に乗りたい」と告げると、バスターミナルの外だと指さしてきます。999らしきバスを指して、「これは999じゃないのか?」「違う」
違うのかな?確証はないし・・・
とりあえず言われるがままついていきました。
ちょっと離れたところにカウンターがあって、お姉ちゃんが座ってました。
「ここは999なの?」
「そうよ」
「バンコクまでいくら」
「1340バーツ」
「高い」
「890バーツのもあるわよ」
まあそれくらいが妥当な料金だろうな、と思い了承しました。
さすがに疲れていたので、 他のバスを探す気力もありませんでした。
バスはさらに外れたところにあり、トゥクトゥクで乗せて行ってくれました。
バスはの1階の席に連れて行かれたのですが、バスの真ん中にテーブルあります。一番前に進行方向とは逆向きにベンチシート、そしてテーブル。その後ろに両側2席が2列という構造になっています。テーブルのすぐ後ろの席に座らされましたが、ベンチシートの両側にタイ人の男性が2人座っています。まさかこれでバンコクまで行く気か?まあ、ベンチシートは4人分くらいあるから、ゆったりできるからいいのかも?
30分ぐらい待ったでしょうか、タイ人のおばちゃんがベンチシートに乗り込んできました。ベンチシートは、運転席と隔てる壁でリクライニングなど全くできないようになっています。このおばちゃんもバンコクまで行くのかな?いやぁ、信じられない。
最初にバスを見た時点で999なわけないとは思ったのですが、これで890バーツっていうのも疑わしくなってきました。少なくともあのベンチシートは格安じゃないかと思う。
席は999の2等と同じ感じだけど前がテーブルでスペースがあり、足を思いっきり延ばせるのでそれほどつらさはありませんでした。
バスが出発すると消灯。(本が読みたかったのに・・・)正面のテレビで映画が上映されます。ベンチシートのおばちゃんはもろ邪魔になるので、テーブルに腕枕で寝ています。ちょっと可哀想。
途中ドライブインで食事休憩。トイレに行っている時に、何やらタイ語のアナウンス。
なんだろうと思いながら、食堂に行ってみると。同じバスに乗っていた人が、かたまって食事していました。おそらくバスの食事サービスなんだろうと思い、空いてる席に座って食事しました。タイ飯でしたが、まあまあいけたのでよかったです。食事は良かったのですが、水やスナックのサービスはありませんでした。
ベンチシートのおばちゃん2人は4分の3くらいのところで降りたのですが、男性2人はモーチットまで行きました。感動ものです。
モーチットに着いたのは10時半。ナトン港を前日の7時半出たわけですから27時間の移動でした。
もう2度とすることはないでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿